RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

07
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

At the Moment

昭和40年代への誘い 〜〜〜 産業ロック製作所謹製
<< 大宅壮一先生中共漫遊記 | main | 「平新艇」事件ようやく終結へ >>
事件の陰に日本財閥
 大阪万国博の入場料が二十六日内定したようです。27日の読売夕刊14面によると、大人600円 学生480円 小・中学生300円 小・中学生団体は 150円とのこと。通産省は400円と主張していたようですが、協会関係者の意見が通ったとのこと。正直、ちょっと高いかな、という感じもありますが、四年先のことですから、順調にインフレが進めばそれほど気にならない価格になるかも。肝心の客の入りはどうなるんでしょうか。



新聞斜め読み




「中共 紅衛兵運動が壁に 地方で巻き返し "突撃戦法"が反感あおる」
(毎日新聞昭和41年9月27日夕刊1面)


「【北京二十七日高田特派員】紅衛兵は最近ついに"組織"の壁に突き当たったようで、北京で見る壁新聞には、紅衛兵の攻撃を受けた地方の党指導者を擁護するものが目立ち、地元民衆の支持を受けた地方機関が巻返しに成功しつつあることを示している。すでに一年近い時間をかけた中共の「文化大革命」が毛沢東ー林彪路線による「劉少奇体制」への挑戦であったとすれば攻撃側の意図はざ折し、妥協のやむなきにいたるであろう---という見方が北京の外交筋の間で強まっている。」


恒例の文革ネタ。ちょっと地方の反撃にヘコまされている感じ。もっとガンバレ紅衛兵。



「"社会主義とは無縁" プラウダ 紅衛兵を痛烈に非難」
(毎日新聞昭和41年9月27日夕刊1面)


「【モスクワ二十七日平野特派員】ソ連共産党機関紙プラウダは二十六日、論文を掲げ、中共の紅衛兵を激烈なことばで"ならずもの"と呼び、中共文化大革命は「社会主義とは無縁のもの」ときめつけた。同論文は「中共文化大革命」に対し、もはや論ずるに足らずといった全面否定の調子で書かれており、ソ連指導部が紅衛兵を支持する党ー林彪路線との徹底的対決の決意を固めつつあることを示唆している。(中略)
 ソ連の中共批判は、毛ー林路線による紅衛兵運動の全国的な波及を境に、毛ー林指導部敵視の色彩を濃くしている。連日ソ連各紙をにぎわしている紅衛兵の共産党員と労働者迫害ぶりのどぎつい描写の報道や相次ぐ毛批判論文は、フルシチョフ退陣直前のあのかさにかかった中共のフルシチョフ攻撃を、こんどは全く攻守ところを変えて再現してみせている感がある。新たな中ソの対決は毛ー林路線が敗退しない限り続く形勢になってきたといえる。」


反対に、ますますガンバっているのがソ連共産党。ははあ、紅衛兵問題で意趣返しですか。フルシチョフさんも、いいように中共から言われてましたもんね。



「「大宅考察組」中共から帰る」
(毎日新聞昭和41年9月27日朝刊15面)


「これまで中共を訪れる日本人が連日、百万人、二百万人の人民が動き回る力を見て単純に偉大だと感ずるのは危険だ。この偉大思想にとらわれれば日本はもう一度、明治コースに戻るだろう。日本と中国は国家が違う。向こうがダンプカーなら日本はトランジスターだ。」


昨日に続き大宅先生の記者会見から。『この偉大思想にとらわれれば日本はもう一度、明治コースに戻るだろう。』これは、ちょっと深い言葉ですね。近代日本にとって、明治は偉大な時代でしたが、もう一度繰り返すことはできないし、やってはいけないことでしょうから。ちなみに、タイトルの『大宅考察組』は、大宅氏率いる「中国ノン・フィクション視察団」の中共側の呼び名だそうです。



「対中共で自民党内の対立深まる 交流を積極的に」
(日本経済新聞昭和41年9月27日朝刊1面)


「自民党の有志議員で構成しているAA(アジア・アフリカ)問題研究会は二十六日午後二時から東京・永田町の衆院第一議員会館で総会を開き二十五日中共から帰国した古井喜実、江崎真澄、倉成正、鯨岡兵輔、坂村吉正の五氏から訪中報告を聞くとともに、今後の日中問題のあり方、日中交流の進め方などについて協議した。
 この結果「日中関係は前向きに取り組むべきであり、日中間の人事交流などを進める」ことで意見が一致、具体的には(1)日中航空協定締結のため国民運動を起こし、場合によっては社会党など野党にも働きかける(2)日中文化交流のためわが国に中共の国民を招く政治色のない国民的な組織を結成する---ことなどが提案され、またこの総会に出席した二十七人が、中国代表権の重要事項指定方式の共同提案国反対の署名を行った。(中略)
 これに大してAA研と対立関係にあるアジア問題研究会はこのようなAA研の動きに強く反発しており、自民党の中国問題をめぐる左右の対立はますます深まる様相である。」


自民党内の野党(by 周恩来)の方々が活発に動き出したようです。なにも紅衛兵騒動で大揺れの国と急いで交流せずとも、もう少し様子をみてからのほうがいいのでは?今の指導部と太いパイプを作っても、いつ失脚するか分かりませんよ?今をときめく林彪さんだって、案外あっさり消えてなくなるかも。



「自主独立路線の行方 日共第10回党大会を前に "宮本体制"を確立」
(朝日新聞昭和41年9月27日朝刊5面)


「さて、日共が中国路線からの離反を明白にしたきっかけはなにか。それはさる二月から四月初めまで約五十日に及んだ宮本書記長一行の北ベトナム、中国、北朝鮮訪問だった、というのが消息通や治安当局の間では定説だ。
 この"定説"によると、代表団は北ベトナム、北朝鮮ではそれぞれ共同声明を出した。しかし、肝心の中国では劉少奇国家主席、トウ小平総書記、彭真政治局員(当時)らと三回会談を行ったのに、ついに共同声明を出せなかった。というのも、帰国直前、広州付近で宮本氏が、毛沢東中共党主席と会談したところ、この会談がいわがケンカ別れになったからだ---。そして、これらの会談で明らかになった日中両共産党の主な論争点は次のようなものだ。
一、(中略)日共が「中ソの意見のちがいはちがいとしても、中ソは団結してベトナム支援に立つべきだ」というのに対し、中国は「ソ連指導部こそ裏でアメリカと手をにぎっている」とソ連との統一戦線参加を拒否した。
一、毛沢東思想は現代におけるマルクス・レーニン主義の最高峰であり、国際共産主義の普遍的原則だと主張する中国側に対し、日共は反対した。
一、中国側は「日共の現綱領を再検討し、火炎ビン時代の五十一年綱領にもどるべきではないか」と示唆したが、日共は「中国と発達した資本主義国である日本の革命方式はちがう」と反論した。
一、中国はベトナム支援と米中戦争に備えて日共も武装闘争の準備をすすめるようにおわしたが、インドネシア共産党の九・三○事件の失敗を繰返すまいとする日共は、こうした武装準備への要請を拒否した。」


しかし、中共さんも、変な扇動は止めていただきたいですな。日共さんが空気を読んだんで事なきを得たようですが。インドネシア共産党は9.30事件でクーデターに関与したということで、国軍側に壊滅させられました。それまでは東南アジア最大の共産党だったんですが。日共も下手に冒険主義的に動いて党をつぶしちゃ、元も子もないですよね。



「韓国の三つの顔(1) 対日感情 こびりつく不信感 教科書も"暗い歴史"説く "事件の陰に日本財閥"」
(読売新聞昭和41年9月27日朝刊5面)


「「三星密輸の全面捜査、朴大統領が最高検に支持」(朝鮮日報)といった調子で、この事件がいよいよ大きな政治問題に発展してきたことを報じていた。
 密輸事件の内容は、二十三日になって日本の新聞にはじめてのったが、韓国では、十六日から連日とりあげている。そして二日目の十七日には、日本から密輸入したサッカリン原料の送り主が、在日韓国人であるのが、はっきりわかっているのに、事件のカゲに日本の財閥が暗躍しているような報道が出はじめた。(中略)
 この(日本に対するわだかまりの・・・引用者注)心情が、カサブタのように韓国人の心の底にこびりついている以上、日本人は事件に関係がないといってみても、密輸会社に日本の財閥が融資している、密輸に使った船は日本船(日本船舶の新州丸)という、なんでもないことが、あたかも事件と関係があるように、韓国民衆の目にうつってくるのだ。
 ソウルで九月八、九、十の三日間開かれた日韓経済閣僚懇談会に対する韓国の新聞の論調は、予想外にきびしかった。その理由をソウル経済新聞の文炯宣(ムン・ヒョンソン)第一取材部長は「韓国では、国民感情にある程度迎合しない新聞は、売れないからだ」と、びっくりするほどはっきりいう。こんどの閣僚懇談会は、べつに結論を出すための会議でないことは、韓国の新聞記者もみな知っている。
 しかし、韓国の大衆からみれば、日本の閣僚が五人もそろって笑顔をふりまきながら韓国にやってくるなど、有史以来のことであり、そこになにか、まとまったものを期待するのは人情だという。ところが会議からは、予想どおり形のあるものは、なんにも出ない。新聞は大衆に迎合して会議を成果を攻撃する。たとえウルサム(痛くもないのに騒ぐ)といわれても、新聞を売るために・・・。文部長は「とくに相手が日本だと取材が荒っぽくなる。そうした韓国の新聞の姿勢には、たしかに狂ったところがある」と自覚的なことをいっていたが、この言葉は、民衆の心の底にある対日感情を、そっくり裏返してみせた、ともいえよう。」


『韓国では、国民感情にある程度迎合しない新聞は、売れないからだ』って、これだけあっけらかんと言われると、逆に『そりゃしょうがねーなー』って思っちゃいますね。しかし、分かってて売るために無茶な報道するってのと、そもそも無茶と思わずに報道するってのと、どっちがより悪質なんでしょうかね。ま、どっちも悪質なんですが。



「濁流、いまも洗う 上九一色村 ヘリで強行着陸」
(毎日新聞昭和41年9月27日朝刊15面)


「台風二十六号で大きな打撃を受けた山梨、静岡県下の被災地では二十六日も必死の復旧作業が続けられたが、山のように積もった土砂や岩石にはばまれ、遺体収容作業も困難を極めている。十八戸のうち十三戸が鉄砲水に流され、二十一人の犠牲者を出した山梨県西八代郡上九一色(かみくいしき)村小関郷に二十六日、本社記者団がはじめてヘリコプターで強行着陸したが、ここでもぼう然と救助を待つ被災者たちの無惨な姿に息をのんだ。ただ一つ、孤立していた静岡県の梅ヶ島温泉が同夜二日ぶりに電灯がともり、悲しみのなかにも、ほのかに明るさをとり戻した。」


台風の爪痕はまだまだ消えなさそうですが、その中で救われる話も。


「生命強し 廃墟の下 57時間ぶりに娘さん 西湖に再び救出の歓声」
(毎日新聞昭和41年9月27日夕刊11面)


「【足和田村で本社記者団】「あっ、生きている」ーその瞬間、山梨県南都留郡足和田村西湖地区の山津波現場で遺体発掘作業中の自衛隊など救援隊のシャベル、ツルハシがとまった。若い娘さんがドロまみれになっているが、たしかに生きているのだ。救援隊の間から「みんな来いー」とうわずった歓声があがった。災害がおきてからすでに五十七時間。劇的な救出だった。」


昨日に続く救出劇。しかし、昨日救助された男の子と違って、ケガが重いようなので、心配です。



「007ロケのヘリ一機墜落 空中乱舞中に」
(毎日新聞昭和41年9月27日夕刊11面)


「【宮崎】二十七日午後零時十五分ごろ、宮崎県西諸県郡霧島連峰の新燃岳付近で映画007のロケで空中乱舞を演技中の全日空ヘリコプター二機が接触し、うち一機が新燃岳新火口付近に墜落、同乗のカメラマン一人が足に負傷した。別に一機は辛うじてロケ基地に着陸した。」


姫路城ロケに続く騒動。「007は二度死ぬ」の撮影って、呪われてるんじゃ。



今日の殺伐




「米兵二人を追求 巣鴨の殺人」
(毎日新聞昭和41年9月27日朝刊15面)


「調べによると、今井さんは二十五日午後九時半ごろ、アパート近くの行きつけのバーで酒を飲んでいた。Yさんと若い米兵二人が連れだってあらわれ、今井さんの隣にすわり、米兵二人が歌った賛美歌を今井さんが「うまい」と感心したことがきっかけで、四人で二十六日午前零時ごろまで酒を飲んだ。同一時ごろには今井さんの部屋の前で今井さんと片ことの日本語の男がいい争い、ドタバタもつれ合うような物音がし、出ていく米兵をアパートの人が見ている。」


「米兵二人に逮捕状 巣鴨の殺人」
(毎日新聞昭和41年9月27日夕刊11面)


「東京豊島区巣鴨のアパートで二十六日明け方、無職、今井浩祐さん(三一)が絞め殺された事件の巣鴨署捜査本部は、有力容疑者として同夜、今井さん宅を訪れた米兵二人を追っていたが、二十七日、米兵の所属が埼玉県朝霞の米軍基地とわかった。このため同本部は二人の外人に対し殺人容疑の逮捕状をとり、同基地キャンプ・ドレイクに逮捕に向かった。」


昨日の事件の続報。麻薬とか密輸がらみかと思ったら、酒の上のいさかいが原因らしい。賛美歌をほめてなかよくなって、ケンカになって殺されるとは...。



「カマでつぎつぎ殺傷 高知で 祝い酒に酔った男」
(読売新聞昭和41年9月27日朝刊15面)


「【須崎】二十六日午後七時十分ごろ高知県幡多郡、農業宮脇新太郎さん(六六)方で、近所の人たちが集まり、同家のシイタケ乾燥場の落成祝い中、酒に酔った隣の農業谷崎範郎(三○)が造林用ガマ(刃渡り五十センチ)を持ってあばれ込み、宮脇さんと近所の農業川上隆雄さん(三七)同中村宗寿さん(三三)ら三人の頭などにきりつけた。宮脇さんは即死、川上さんと中村さんは頭、胸などを切られ重体。
 谷崎はさらに約一キロ離れた知り合いの農業友寛之さん(四五)方に押しかけ、妻節子さん(四四)と勉強中の二男、金三君(一五)の二人に切りつけ、金三君を即死させたうえ節子さんに約六か月の重傷を負わせ、かけつけた窪川署駐在所員に殺人、同未遂でつかまった。
 調べによると谷崎は落成祝いに出ていたが、途中で帰り、カマを持って現われたとき「みんなおれをバカにする」と口走っており同署は発作的犯行とみている。」


『みんなおれをバカにする』とは典型的な被害妄想患者のセリフ。しかし、『造林用ガマ』ってのがマガマガしいですね。津山三十人殺しっぽい感じ。
| - | 17:22 | comments(1) | trackbacks(1) | pookmark |
 今日の記事で面白いのは、やはり、韓国の対日感情に関する読売のニュースですね。ソウル経済新聞の文さんの割り切り方が潔いというかなんというか。

 かつては、東アジア関係でも、端的に相手の問題点を指摘した記事もあったんですが、冷戦の終わり前後からガクンと減ったような印象があります。むしろ、こんな記事が普通に掲載されれば「嫌韓」なんてイヤな風潮がなくなるんじゃないかと思うんですが。

また、オウムのサティアンがあった上九一色村の地名が台風の被害に関連して出ているのも、ちょっと目を引きます。
| 産業ロック製作所長 | 2006/10/21 5:26 PM |










http://at-the-moment.sangyo-rock.com/trackback/113872
王鉄橋教授、略歴
 1953年  河南省鄭州市で生まれる鄭州大学講師東京大学外国人研究員東京国際大学客員研究員を経て現在洛陽外国語学院大学教授博士指導教授中国大学日本語教育研究会副会長河南省高等院校日本語教育研究会会長中日文化研究センター理事長著書中日文化意識比較研究中..
| 中国からみた中国と日本の違い | 2007/01/20 2:41 PM |