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At the Moment

昭和40年代への誘い 〜〜〜 産業ロック製作所謹製
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眼鏡が飛び 地獄も大混乱
 忘れたころにおきるタバコ爆発事件ですが、こんどはハイライトでなく、ひびきが爆発したとか。

「今度は「ひびき」が爆発 青森県 バス運転手けが」
(朝日新聞昭和41年10月5日朝刊15面)


「【十和田=青森県】四日夜七時十五分ごろ、十和田観光電鉄七戸営業所の事務室で、運転手がひびきを半分以上吸ったところ爆発、両目の角膜に一週間程度のやけどをした。かなり大きな音で爆発し、十分ほど耳が聞こえなかったという。専売公社青森支局の話では、爆発したタバコのフィルターの部分が、同じ袋の別のタバコのものとは異質らしいという。」

フィルタに細工の跡があるらしく、やはりイタズラくさいですね。


新聞斜め読み



「中国の妨害で停滞か ソ連の「北」への物資輸送 共産圏筋」
(朝日新聞昭和41年10月5日朝刊3面)


「【ロンドン四日発UPI=共同】共産圏筋が四日明らかにしたところによると、中国領経由で北ベトナムに送り込まれているソ連の援助物資は、ここ二、三カ月らし中国の妨害で停滞、実質的に輸送不可能の状態に陥っているという。同筋から得た情報内容は次のとおり。
一、中国は同国寮経由の陸上輸送を全面的に停止しているわけではないが、援助物資の到着を遅らせるという妨害策をとっている。このため中国領経由の輸送はますます非実用的なものになっている。中国領空経由で空輸する可能性も、中国側がソ連のスパイ行為を懸念しているため、完全に問題外となっている。
一、中国側の意図は、ソ連が海路で援助物資を輸送、米軍機もしくは米艦と交戦する機会がふえることにある。また中国としては、北ベトナムがソ連の援助で勝利するという形になるのを望んでいない。
一、北ベトナムに派遣されている中国の技術者たちは、ソ連人の技術者や顧問たちと接触しないよう指令されている。さらに中国は北ベトナムに対し、ソ連人とともに戦わないよう勧告している。」


なんと、弱腰ソ連を米国との対決に追いやるために、ソ連の援助物資輸送をサボタージュしているということですか。しかし、本当にソ連と米国が直接対峙して北ベトナムが結果として勝利したら手柄は全部ソ連に行ってしまうような気もしますが。



「中共非難の世界党会議 スーダン提唱 プラウダに掲載」
(毎日新聞昭和41年10月5日朝刊3面)


「【モスクワ四日UPI】ソ連共産党機関紙プラウダは四日、中共の"分裂行動"を告発するための世界共産党会議の開催を呼びかけたスーダン共産党の声明を掲載した。同声明は「中共指導部が現在行っている行動は、米国のベトナム侵略拡大という侵略的な帝国主義の政策に都合のよい状態を作り出している」として、中共の態度を断固として拒絶し、公然たる非難を加えるよう呼びかけている。」


大してソ連は、アフリカのスーダンを使ってこんな会議を画策しているようです。中ソ両国の援助が欲しい北ベトナムや、北朝鮮としては頭の痛い情勢になってきましたね。



「しっかりしろ政治 利権あさり 「バノコン」で甘い汁 中堅代議士ねらう業者」
(朝日新聞昭和41年10月5日朝刊1面)


「誕生する利益集団
 バナナとともに利権物資の筆頭株は韓国ノリと輸入コンニャク。この三つを略して「バノコン」で通っている。これらの食品にからむ政界と業界との黒いウワサはあとを断たない。自民党内には時としてバナナ議員、ノリ議員、コンニャク議員などの利益集団が生れ、超派閥的に結束する風景がみられるのだ。
 当選三回のある自民党代議士は「後輩には"バノコン"に手を出すな、と注意しているんだが・・・。」と苦笑していたが、バノコンはさしずめ政治家にとって"よだれの出る利権"といえる。」


当方の不勉強で『バノコン』という言葉はいままで知らなかったんですが、『バナナ・ノリ・コンニャク』の略だったんですね。これらの産品は輸入の際に国の許可がいるために、政商・政治家の口利きがないとうまく商売ができないんだとか。そのために利権集団ができてしまったんですね。



「YS-11、量産体制へ 通産省方針 来年度の月産3機 大量引合いに備える」
(毎日新聞昭和41年10月5日朝刊6面)


「通産省は「YS-11」の米国デモ飛行が予想外の成果を収め、四十三機の引合いが殺到したので、四日、その対策を検討した結果(1)生産能力を来年度後半には月産三機、四十三年度には月産五機に引き上げる(2)そのため早急に部品手当や製造工程のスピードアップについて再検討し、それに基づいて来年度予算要求を手直し、日本航空機製造に対する資金助成を強化する---との方針を決めた。」


近い将来には、YS-11が守備範囲にしているローカル路線にもジェット機が導入されることが予想されるので、なるべく早く現在の注文を捌かないとチャンスを逸してしまうのではないかと。ここがガンバリどころだと思います。



「サルトル氏ショック 神戸で乗ったタクシー衝突 眼鏡吹っ飛ぶ ボ女史も一緒」
(毎日新聞昭和41年10月5日朝刊15面)


「【神戸】日本訪問中のフランスの作家、サルトル氏とボーボワール女史の乗ったタクシーが四日夜、神戸市内で交通事故にあった。同氏は後部の座席に乗っていて、サルトル氏の眼鏡が吹っ飛ぶほどの衝撃だったが幸いけがはなく、同乗の日本人一人が軽傷を負った。」


不謹慎ながら、『眼鏡が吹っ飛ぶ』という文句をみて笑ってしまいました。偉い大学の先生の眼鏡が吹っ飛んで手探りで眼鏡を探し回るって、スラップスティックコメディー映画のギャグの定番ですよね。


今日の殺伐



「殺人狂時代 いわれなき兇行 動物的な残忍さ 金のためには幼いイノチまで 新興住宅地の事件が激増」
(毎日新聞昭和41年10月5日夕刊10面)


「「またか・・・」といいたくなるほど東京やその近郊で殺人事件が続いている。都内では一日から二日にかけて二十四時間に新宿四谷の旅館で女性(二八)が殺されるなど四件も相つぎ、警視庁が特別捜査本部をおいたのはことしになってすでに二十件(つち解決十二件)も数えた。過去五年間の平均十八件をはるかに上回り、このままでは戦後間もない二十三年の二十二件を越え、最高の二十一年の四十三件に迫りそうで"治安指数"はかなり低い。警視庁捜査一課の殺人担当係は全部出払い、強盗係まで出動してなお検挙率もはかばかしくない。(中略)
 都会にあこがれる勤労少年の流入と不良出版物の影響で少年犯罪が凶悪化している事情もある。
 一月、豊島区巣鴨のアパートで起きたホステス(二八)殺しの容疑者が十七才の少年を奪いあった十八才のトルコ娘だったのをはじめ、上半期で少年による衝動的な殺人事件が十四件もあり、昨年同期の三倍近い増加をみせている。」


終戦後に迫るほど、殺人事件の件数が増えているようです。敗戦後の混乱の貧しい時代ならば、物盗り・金目当ての犯罪が急増するのも理解はできるのですが、かなり豊かになった現在、殺人事件が増えているというのが不気味。また、この傾向に少年犯罪の凶悪化が拍車をかけているとのことです。特に衝動的な殺人が増えているというのが不安ですね。



「"血の池地獄"で乱闘 別府 東京都大阪の高校生」
(毎日新聞昭和41年10月5日朝刊15面)


「【別府】四日午後二時半ごろ、別府市の観光地獄めぐりコース内にある"血の池地獄"広場で見物に来ていた大阪の私立高校の二年生A君(一七)がバスに酔い休んでいたところ、見学に来ていた東京の私立高校の二年生H君(一七)が冷やかしたことから、なぐりあいになった。
 これを見た両校の生徒たち約三十人も乱闘。同地獄の従業員五人と両校の引率先生五人が止めたが、同地獄内には一般観光客や中学生など三百人近い入場客があり地獄内は大混乱した。」


この記事、書いた人笑わせようとしてるでしょ?最後の一文で、『地獄』っていう単語を三回も繰り返す必要がありますか?『地獄の従業員』も可笑しいけど、最後の『地獄内は大混乱した』で不覚にも狙い通り笑わされてしまいました。
| - | 22:01 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
「殺人狂時代 いわれなき兇行 動物的な残忍さ」の記事ですが、40年前も「少年犯罪の凶悪化」が叫ばれていたようです。

目前の問題に対して「昔は良かったのに」というように考える傾向は誰にでもあると思いますが、一歩立ち止まって過去を冷静に振り返る必要がありそうですね。「希望格差社会」に対する10/14のコメントとも重なりますが。
| 産業ロック製作所長 | 2006/10/21 10:03 PM |










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