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At the Moment

昭和40年代への誘い 〜〜〜 産業ロック製作所謹製
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ソ連中国へ報復 疑惑のガードマン
浅草で、妙なものが捕まったようです。

「雷門でセンザンコウ"逮捕"」
(朝日新聞昭和41年10月8日夕刊10面)


「八日午前零時半ごろ東京都台東区浅草雷門四先の歩道を全身が厚いウロコで覆われた体長一メートルほどもあるトカゲのバケ物のようなけだものがうろうろしているのを通りかかった葛飾区堀切一ノ二九日吉タクシー高島博運転手(三八)がみつけ、車を止めて乗客と捕えようとしたが、逃げ回った末に歩道上でマリのように身を丸くしてしまった。気味悪くなった高島さんらは近くの浅草署雷門派出所に届け、かけつけた同所員が捕まえた。」

このセンザンコウは、アフリカから南アジア原産とのこと。どうも、ペットとして飼われていたものが逃げ出したらしいです。しかし、タクシーに乗っていた乗客も気のいい人ですね。運転手といっしょに珍獣を夜中の零時すぎに追い回すなんて。でも、トカゲのバケモノが歩道にいたら、私が乗客でも一緒になっておいかけるかも。


新聞斜め読み



「米、爆撃を再開か 非武装地帯の東部に」
(読売新聞昭和41年10月8日朝刊3面)


「【サイゴン七日発UPI=共同】七日明らかにされたところによると、アメリカは南北ベトナムの境界である非武装地帯の東部への爆撃再開を準備しているといわれる。サイゴンの米軍筋は「米軍の非武装地帯東部の爆撃停止に北ベトナムが応ずることを拒否しているので、アメリカと南ベトナムは残された唯一の方法として、非武装地帯を通過して兵員や武器が運ばれるのを阻止するため、断固とした措置を取らざるをえない。」」


和平への期待を持たせた爆撃の一時停止ですが、やはり元の木阿弥のようです。爆撃停止に対して北ベトナムが何の反応も見せていなかったので、予想された事態ではありますが。



「米ソ融和へ新機運 欧州問題 米大統領の提案 ワシントン筋 ソ連の態度を楽観」
(朝日新聞昭和41年10月8日夕刊1面)


「【ワシントン=河村特派員七日発】ジョンソン大統領が七日ニューヨークで行なった欧州政策に関する演説は、ベトナム問題のため冷却気味の共産圏との関係を改善し、東西関係の大幅な融和を呼びかけたもので、ジョンソン大統領がこれまでアジア、中南米について行った外交演説と並ぶ意欲をこめた重要なものである。(中略)
 ワシントンでは、ソ連側にも関係改善の気持が強い、と一般的に見られており、東西関係は動く機運が感じられる。(中略)
 ソ連、東欧との関係改善の必要を米政府に強く感じさせている要素は三つに分けて考えられる。その第一は、ベトナム戦争へのソ連の介入度を出来るだけ低く保ち、あるいはソ連を和平に動かせたい希望であり、第二は、中国が姿勢を強化して手のつけようがない現在、中国を他の共産圏から引離そうというねらいである。
 第三は、西欧では「東」の脅威感が激減して西欧諸国には東との接触強化、貿易増大をのぞむ声が高まっているため、米国が昔のような対共産圏理論をふりかざしても効果がない、という現実である。」


アジアでは、相変わらずのキナ臭さですが、欧州では東西融和が実現しそうな勢い。ここでもキーワードは「中共」のようですね。ソ連側も米国側も、厄介ものの中共を干すために、とりあえず欧州では手打ちをしておこうか、というところでしょうか。



「共産党内部に意見の不一致 ベトナム戦の継続 タイ外相談」
(毎日新聞昭和41年10月8日夕刊2面)


「【ワシントン七日AFP】タナット・コーマン・タイ外相は七日、ジョンソン大統領を訪問し、同大統領のアジア訪問について話し合ったあと「ベトナム戦争の継続に対して、ハノイや中共の共産側には大きな意見の相違がある兆候を手にしている」とつぎのように語った。共産側と直接に接触している人人は共産側の意見が分かれていることを指摘している。共産側のある人々は話し合いを望んでいるが、他の人は依然、非妥協的で、われわれの方が彼らより早く弱くなり疲れてしまうことを頼みに、戦争の継続を望んでいる。この分裂兆候はハノイからも北京からも伝えられているが、とくにハノイで目立っており、また両国の指導者とも自由陣営側からのあらゆる声明を注意深く検討している。」


ベトナム戦争では、北ベトナム側の戦略や意思決定が極めて不透明なところが混乱に輪をかけている局面があるように見えますが、ソ連-中国-北ベトナムでそれぞれ思惑があり、さらにそれらの国の中でも意見が分かれているようなんで、不透明なのも当然ですね。それに対して米国側も、あまり国内では支持率の高くないジョンソン大統領。和平工作が迷走するのも仕方がないのかも。



「ソ連の中国人留学生 月内に退去求む」
(読売新聞昭和41年10月8日朝刊3面)


「【モスクワ七日発=タス】ソ連関係機関は七日、相互主義の原則によって、ソ連の教育施設および研究施設にいる中国留学生の要請、訓練を中止する決定を採択した。これら中国人の退去は十月中に行われる。この声明は同日、ソ連高等・中等専門教育省から中国大使館代表に伝えられた。
 中国側はこの九月、相互主義の原則を一方的に侵害し、中国にいるソ連留学生と訓練生の要請、訓練課程を阻止し、十月十日までに帰国するよう命じた。七日発表されたソ連の声明によると、ソ連側は中国側が学生交換再開の道を開けば、相互主義の立場で学生、大学院生、訓練生の交換の再開問題を考慮する用意があるしている。」


「攻撃に報復姿勢 ソ連の中共学生追放 共産圏での優位に自信」
(毎日新聞昭和41年10月8日夕刊2面)


「【モスクワ七日谷畑特派員】中国人留学生の本国引揚げを通告したソ連政府の決定は、文化大革命でいちじるしく先鋭化してきた中共の反ソ政策に対するソ連側の断固たる姿勢を示すものである。
 ソ連としてはこの通告を通じて中共側の出方次第ではこれと相応する報復措置に打って出るとの決意を印象づけ、今後の予想される反ソ・エスカレーション行動にきびしい反撃を加えたもののようである。中ソ関係の破局的段階はこれまでの国際共産主義運動の分裂課程を最終的に決定づけるばかりでなく、ベトナム支援行動に対する重大な制約という面で大きな関心を呼び起こすこととなろう。」


またまた中ソ対立のお話。泥仕合の様相を呈してきましたが、一体どこまでエスカレートするのでしょうか。ベトナム戦争を共産側に有利に進める為には、完全に中共との関係を切ることもできず、ソ連側にも手詰まり感が漂います。



「乗車客 池袋が日本一に 沿線団地の急増で 東京駅は二位に転落」
(日本経済新聞昭和41年10月8日朝刊15面)


「国鉄の駅のうちで日本一乗車人数の多いのは「東京駅」と決まっていたが、このほど国鉄本社が集計したところによると、昨年度は「池袋駅」にわずかながら抜かれ二位に転落してしまった。これは国鉄史上初めてとのこと。三位の「新宿駅」もここ三、四年急激に乗車人数がふえており、一、二年中にはここも東京駅を抜きそうな勢い。地下鉄の発達や郊外への人口拡散が生んだ現象である。
 乗車人数の多い駅はここ数年、東京、池袋、新宿、大阪という順で不動だった。三十九年度の場合東京が一日平均三十九万三千二百十九人、池袋三十八万四千三百二十六人、新宿三十六万五千二百人となっていた。ところがこのほどまとまった統計によると、四十年度は池袋が三十九万七千二百五十人、東京三十九万六千三百三十人新宿三十八万九千七百四人となりとうとう池袋が第一位となった。」


東上線沿線で団地が増えたこと、私鉄や地下鉄が池袋駅を終点にしていることが原因らしいです。



「またガードマン泥棒 ズサンな人集め その脚光の陰に・・・ 私生活上のみだれも問題」
(朝日新聞昭和41年10月8日夕刊11面)


「八日朝、東京・銀座のビルに勤めていたガードマンが、また盗みの疑いで築地署につかまった。先月二十九日にも東京・新宿の伊勢丹デパート、七日には川崎市岡田屋デパートで、同じ警備会社にやとわれたガードマンの窃盗事件があり、このところガードマン泥が続出だ。警視庁防犯部では「飼犬に手をかまれないよう、身元のはっきりした人を雇うよう」---と関係者に呼びかけている。」


急成長中の警備業界ですが、雇用する人の質の問題が生じているようですね。まあ、そうそう宇津井健さんのような人はいませんから。




今日の殺伐



「光本おはなはんを脅迫」
(朝日新聞昭和41年10月8日夕刊11面)


「新派女優で明治座十月公演で「おはなはん」の主役をつとめている光本幸子さん(二三)を「結婚してくれなければムリ心中する」とおどしていた男が八日朝、脅迫の疑いで東京・蔵前署につかまった。世田谷区下馬一ノ二五九都営アパート内工員A(三○)で、同署の調べによると、Aは光本さんの熱烈なファンで八月から約三十回にわたり、母親の泰代さんに「光本さんと会わせてくれ、結婚したい」と電話、九月十三日「いうことをきかなければ舞台でムリ心中する」というハガキをよこした。
 Aは光本さんの家のほか、明治座にもしつっこく電話をかけてきたので、応対に出た明治座の総務課長が「光本さんに会わせてやるから、電話番号を教えてくれ」とAの電話番号をきいていたことからつかまった。」


極端なファンは恐ろしいですね。しかし、「会わせてやるから電話番号を教えろ」ってんでひっかかるなんざ、さしずめ恋は盲目というところでしょうか。



「「助けて」とささやく 恐怖のドライブ、熱海でSOS 七人組に囲まれ七時間」
(朝日新聞昭和41年10月8日夕刊11面)


「【伊東】八日午前七時ごろ、静岡県熱海市下多賀海岸の向井ガソリンスタンドに数人の男をのせた乗用車が止り、運転していた男が、従業員に運転免許証を渡して「自動車強盗に襲われている。このままスタンドに逃げ込むと追ってきて刺されるから車に戻るが、警察に連絡してくれ」とささやいてそのまま車を運転して立ち去った。
 連絡により熱海、伊東両署で警戒中、同七時五十分ごろ伊東市湯川横磯海岸近くで、伊東署員がこの乗用車を発見、運転していた横浜市北原清治郎さん(二四)を救助、乗っていた少年七人を強盗と不法監禁の現行犯で逮捕した。
 調べによると、北原さんが同日午前零時ごろ、横浜市野島海岸で黒ダイ釣りの帰りに乗用車で走り出したとたんに少年らが立ちふさがって車を止め、なぐったりけったりして約千六百円を奪い「箱根までつきあえ」とおどした。
 危険を感じおとなしく箱根へ行き、午前七時ごろ熱海市へおり同スタンド前で「便所に行かせてくれ」といって車から降り、従業員に助けを求めた。
 七人組は横浜市内の無職少年のグループで、十五歳一人、十七歳二人、十八歳二人、十九歳二人で二、三日ドライブをしたくておどした、といっている。」


また、未成年者の無軌道ぶりを晒した事件でした。被害者の話によると、途中二回ほどパトカーに会い、スピードを出せば気がつくだろうと100キロぐらいで走ったが追ってこなかったとのこと。しかし、普通の乗用車に被害者もいれて8人も乗っていたら、それだけでパトカーに止められそうなものなのに。
| - | 01:14 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
「光本おはなはん」事件ですが、今だったら絶対に見出しに「ストーカー」って言葉を使うでしょうね。

この事件を見ても分かるように、ストーカーめいた事件は過去にもあったんですが、今ほど報道では注目されていなかったようです。

果たして、「ストーカー」というような便利な名称が一般化したので、この手の事件が注目されるようになったのか。それとも、この手の事件が、目立って増えてきたので「ストーカー」という言葉が一般化したのか。

ニワトリが先かタマゴが先かという感じですが、興味深いですね。

見出しの言葉と言えば、その下の7人組によるカージャック事件。今だったら「未成年者の犯罪」という言葉が絶対見出しに使われていたと思うんです。でも、当時は使われなかった。

ニュースを書く側も読む側も「未成年の犯罪」に今ほど大きな関心を寄せていなかったんでしょうね。
| | 2006/10/22 1:47 AM |










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