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昭和40年代への誘い 〜〜〜 産業ロック製作所謹製
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日本海波高し
 現在訪中中の中国式柔道団体の長、山口久太氏(習志野高校校長)が七日午後、北京の第八十五中学の紅衛兵本部で紅衛兵代表と座談会を行ったそうです。それに同行した朝日新聞記者中山司朗氏の記事から。

「紅衛兵と座談会」
(朝日新聞昭和41年10月9日朝刊1面)


「---毛沢東思想ばかりでなく、外国のことも勉強しなければならないのではないか。
 答 われわれは毛沢東思想を学習すれば、世界のことを客観的に見ることができる。毛沢東思想は偉大なもので、これを学んだだけでも十分と思う。」

まあ、子供のことなんで公式的な回答しかできないんでしょうが、それだけに大宅壮一氏が述べた「ジャリ革命」という言葉が頭に浮かんでしまいます。


新聞斜め読み



「日本漁船捕獲される 韓国専管ライン対馬北西付近で」
(読売新聞昭和41年10月9日朝刊1面)


「【北九州】九日朝、長崎県対馬の鴨居瀬漁業無線局から、第七管区海上保安本部(北九州)にはいった緊急連絡によると、同日午前五時ごろ、対馬北西の韓国専管ライン付近の農林二二一の三漁区で、同県下県郡豊玉村横浦のイカ釣り漁船「宝栄丸」(四・六トン、友末留市さん(四九)長男正臣さん(二五)乗り組み)が操業中、韓国海上警察隊警備艇の臨検を受け、捕獲され釜山方面に連行された。」


ようやく、平新艇問題も決着したかと思ったら、また連行事件です。日本海の波は相変わらず高いようで。



「中国の孤立化はかるソ連 毛政権に見切り 「ベトナム」で立場強める 中国非難の大合唱」
(読売新聞昭和41年10月9日朝刊7面)


「ソ連が、十一中全会以後ひときわ反ソ強硬態度を強めている中国の現指導部との和解をあきらめ、毛ー林路線の孤立化に拍車をかける決意を固めたことはほぼ疑いない。八月末以来の一連の会談のほとんどが、実質的には"対中国共同戦線"結束を大きな目的としていたことは、中国非難の"大合唱"に、北ベトナムをのぞくこれら諸党のすべてが加わっていることからも推測される。中国の紅衛兵騒ぎは多くの党の指導者にショックを与え、中国のがん強な「ベトナム共同行動」拒否は、かつては中国寄りだった北朝鮮や日共までも離反させた。ソ連は労せず有利な立場に立ったわけで、ソ連指導者の目にこれが"好機"と映ったとしても不思議ではない情勢だ。」


記事によると、『中国がベトナム共同行動を拒否しているのは、対ソ攻撃の陰で米中間のヤミ取引をもくろんでいるからだ』、という宣伝攻勢をソ連が準備しているそうな。現在、中国は弱腰のソ連の態度を攻撃して『ソ連修正主義は、ベトナムの人民を見捨て、米帝と手を組もうとしている』と言ってましたから、それと全く同じ攻撃を中国に仕掛けるということです。不思議な口げんかですね。



「おそまつでした "ファン"に盗まれる 招待して飲めや歌え」
(読売新聞昭和41年10月9日朝刊15面)


「アイ・ジョージばりのラテン音楽と、ギターのモダン落語で売り出している三遊亭さん生さんが、スナックバーで意気投合した学生風の三人を、自宅に招待したはよいが、現金八千円をとられ、ドロンされてしまった。とんでもない"お礼"に、さん生さんは「いまの若い人たちの気持ちってえものは・・・」と、オチにもならぬ災難にガックリ。
 さん生さんの話だと、その災難はこう。
 七日夕、さん生さんは妻容子さんが病気で入院しているので長女早苗ちゃん(三つ)といっしょに見舞ったあと早苗ちゃんを連れてそのまま池袋付近で酒を飲み、八日午前零時ごろ自宅近くのスナックバーに寄った。ここで飲んでいるうち、同じとまり木にいた学生風の三人が「さん生さんじゃないですか、ボクらファンです」と近より、さしつさされつゴキゲンになった。
 新作のためには、若い人とおおいにつきあうというさん生さんは午前二時ごろ「家へくるかい」と三人をさそった。いつの間にかスヤスヤ眠った早苗ちゃんを背負ったさん生さんのあとに三人は気軽についてきて、こんどは自宅でギターをひきながら、ビートルズのうたなど合唱、一時間ほど"こんな楽しいことはなかった"ほどだった。
 ところが、三人が帰ってからそばにぬいでおいた背広の内ポケットからいれておいた出演料などを出そうとすると、その八千円がなくなっていた。」


なんだかワビシイお話ですねぇ。また、八千円という大金とも小額とも言いにくい微妙な金額の被害というのが、よりワシビシサ感を盛り上げてくれます。



今日の殺伐



「大トラ柔道学生 通行人次々なぐる 十人で一人に重傷」
(読売新聞昭和41年10月9日朝刊15面)


「八日夜、東京・板橋で東洋大学の学生十人が通行人を手当たりしだいにつぎつぎとなぐりつけ、一人に重傷を負わせるという狂った事件が起きた。酒に酔った上でのしわざというが、いずれもから手部と柔道部員。乱暴を働くための運動部ではないはず。これでもはたして大学生なのだろうか---。
 同日午後八時十分ごろ、同区上赤塚氷川神社わきの暗がりで、会社員伊東勇二さん(三六)が帰宅途中、横道から出てきた学生ふうの数人が、いきなり伊東さんの胸ぐらをつかみ、無言のまま顔をなぐりつけた。男たちは、そのあとそばでバイクをとめてこれをみていた、予備校生一丸信彦さん(一九)に「バイクをなどに乗って生意気だ」となぐり、さらに集団で大声をあげながら近くを通りかかったフロ帰りの人たち数人を手当たりしだいになぐりつけて大あばれ。」


こりゃまた、しょうもない事件ですなー。『これでもはたして大学生なのだろうか---。』とありますが、ある意味でいかにも大学生の起こす事件という感じもしますな。記事の内容とは離れますが、なぜ『空手部』でなく『から手部』なんでしょうか。『空』ぐらい漢字をつかってもいいのに。
| - | 18:38 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
「大トラ柔道学生」事件で気づいた点。

記事中、「フロ帰りの人たち数人を手当たりしだいになぐりつけて」とありますが、このころはまだまだ銭湯の需要があった時代なんですね。

フロ帰りの人は、今でもいなくはないでしょうけど、手当たりしだい次々に殴れるほど町中をフロ帰りの人が歩いていないですもん。
| 産業ロック製作所長 | 2006/10/22 6:46 PM |










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