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昭和40年代への誘い 〜〜〜 産業ロック製作所謹製
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怪奇!?同じ穴で連続転落死
 乗組員たちの処遇は決まったのですが、乗ってきた船はまだ残されたままだったようです。

「引き取りのソ連船現われず 平新艇、下田へ」
(日本経済新聞昭和41年10月21日夕刊7面)


「海上保安庁は"血の密入国事件"の北朝鮮漁船平新艇(一四六トン)を二十一日正午、静岡県焼津沖でソ連船に引き渡す予定だったが、ソ連船が現われないため、午後零時十分、下田港へ引き揚げさせた。」

このスッポカしは、新手のイヤガラセか何かなんでしょうか。



新聞斜め読み




「ラオスでクーデター 空軍機が首都を爆撃」
(毎日新聞昭和41年10月21日夕刊1面)


「【東京二十一日AP=共同】東京に届いた情報によると、ラオスでクーデターが発生したといわれる。これは一航空会社が入手した情報によるものである。
 【バンコク二十一日AP=共同】当地にとどいた信頼できる情報によると、ラオス空軍機が二十一日ラオスの首都ビエンチャンにある陸軍キャンプ、参謀部を爆撃したほか、市内の一部の建て物を機銃掃射したといわれる。
 【注】この夏以来、ラオスではうち続く内戦と国内経済問題などに対する不満が急速に増大し、今月七日ラオス議会は一九四九年の独立以来はじめて解散を決議、来年一月一日総選挙が行なわれることになっている。また、国内情勢の不安によって、再び軍部勢力の政治関与が取りざたされていた。」


詳報はまだのようですが、記事中にあるように軍部による体制内のクーデターであって、完全に新しい政権の誕生といったものではなさそうです。ほんとうにインドシナは現代の『バルカン半島』という感じで、キナ臭いことが次々に生じますね。



「総評、ベトナム反戦スト」
(毎日新聞昭和41年10月21日朝刊1面)


「総評の秋の闘争はきょう"一○・二一統一スト"で頂点を迎える。闘争目標は(1)ベトナム反戦(2)全国一律最低賃金制の実施(3)人事院勧告の完全実施(4)石炭首切り、合理化反対、の四点だが、労働組合が"戦争反対"をかかげて実力行使に訴えるのは初めてである。ストの影響は一部組合が内部の組織事情も手伝って戦術を後退させたため大した混乱は起きない見通しだが、政府は"政治スト"という性格を重視して、二十日関係次官会議を開いて対策を協議、スト回避への説得を続ける一方、スト決行のさいには厳重な処分でのぞむとの方針を確認した。」


10月5日のエントリーでも書きましたが、労働組合による政治ストとはいかがなものでしょうか。『餅は餅屋』と言いますが、守備範囲を広げすぎるのは考え物と思います。



「前夜、学生デモ暴走 通行人逃げまどう」
(毎日新聞昭和41年10月21日朝刊15面)


「ベトナム反戦一○・二一ストを控えた二十日夜、東京日比谷公園で、スト支援集会を開いた反代々木系の全学連学生約二千人が、デモコースをはずれ、すわり込みを強行、阻止する警察隊や交番に歩道の敷石を割って投げつけるなど都心の内幸町から西新橋、銀座裏にかけて大あばれをし、十七人が検挙され双方にケガ人が出た。このデモで交通がストップ、都電の乗客二人がケガをし通行人が逃げまわるなどの騒ぎとなった。同夜開かれた「支援国民集会」の主催者、阿部知二氏は「平和への意思表示である反戦ストにはプラスにならぬ」と語り、また支援声明を出した学者グループの一人も「一○・二一ストが誤って解釈されるのが恐ろしい」と訴えている。」


『反戦スト』ということで、久しぶりに学生が暴れております。お約束ですね。学者グループさんの発言も、これまたお約束。



「総評、初の「反戦スト」 一般への影響少ない」
(毎日新聞昭和41年10月21日夕刊1面)


「総評(堀井利勝議長、組合員四百二十一万人)の一○・二一ベトナム反戦統一ストは五十四単産参加、人事院勧告完全実施、石炭産業合理化政策反対、全国一律最賃制確立の秋闘諸要求をからめて二十一日未明から国鉄労組、私鉄、都市交通、炭労、自治労、日教組など約三十単産がぞくぞく時限ストに突入した。わが国の労働運動史上初の"反戦統一スト"だけに突入前の動揺も激しく、自治労の一部と私鉄、全逓で大幅な戦術後退がみられた。また、交通機関のストがいずれも早朝の時限ストだったため、心配された一般への"足の影響"は、ほとんどなかった。」


夕刊にはストの結果が出ていました。一般への影響が少ないというのは、朗報ではありますが、無理なストを打って『戦術後退』などということになれば、労働組合の組織全体の志気が下がると思うんですが...。



「同じ穴で連続転落死 晴海 工場現場の警備員ら」
(朝日新聞昭和41年10月21日夕刊11面)


「二十一日早朝、東京・晴海の工事現場で、見回り中の警備員が地下貯水ソウに転落、一時間にわたる救出作業も空しく死んだ。同じ場所で前日、工事のクズを集めにきた廃品回収業者が転落死したばかりだった。(中略)。
 村元さんの落ちた水ソウは、深さ約三メートル、面積約百三十平方メートルで、中には深さ二メートルの水がはいっていた。村元さんが落ちた穴は壁と機械類との間の幅八十センチのせまい通路に口をあけていた。月島署は、穴から中をのぞき込んでいた村元さんが足をすべらして転落、ショックで心臓マヒを起したのではないかとみている。
 二十日午後、工事のクズを集めにきた江戸川区廃品回収業佐久間兵江さん(三二)が同じ穴に転落、同日夕、死体となって見つかったばかり。このため同社は現場を立入禁止にしていた。ところが、二十一日の警備勤務だった村元さんが同朝、出勤してこの事故を知り、現場を確認するため鈴木さんの案内で見回っていたときの事故だった。」


なんだか、コワイ事故ですね。村元さんが穴を覗き込んだ時、ひょっとして何か見てはいけないものを見てしまったのでは...。怪談が一つできそうな雰囲気。



今日の殺伐




「手配の「遠藤」が自殺図る 横浜の若妻殺し」
(読売新聞昭和41年10月21日夕刊11面)


「二十一日午前六時半ごろ、東京都大田区の六郷橋下の廃品回収業長島ヒコイさん(三九)方の家の前に置いてあった長イスに男が倒れているのを長島さんがみつけ、蒲田署へ届け出た。同署で調べた結果、二十日早朝横浜市鶴見区の主婦出口徳子さん(二五)を刺し殺した疑いで指名手配中の工員遠藤藤雄(三一)とわかった。
 遠藤は救急車で近くの六郷病院に収容されたが、睡眠薬を飲んでいるらしく意識不明。同署では遠藤が手配されていることを知って自殺をはかったものとみている。」


昨日の事件の続報。自殺するなら、巻き添え出さずに一人で死ねよ、と言いたくなりますな。
| - | 07:18 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |









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| 中古の漁船 - 漁船の中古情報 | 2006/12/04 5:47 PM |