RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

07
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

At the Moment

昭和40年代への誘い 〜〜〜 産業ロック製作所謹製
<< 米国中間選挙結果速報 | main | 年賀はがき狂奏曲 >>
米中間選挙続報と"黒い霧"自殺
 宇宙開発といえばロケットが頭に浮かびますが、気球を用いた宇宙観測実験が行われました。

「七・六トンの自動ステーション ソ連が気球で上げる」
(毎日新聞昭和41年11月10日夕刊2面)


「【RP九日東京】九日のモスクワ放送は、ソ連でこのほど重さ七千六百キロの高空用自動ステーションを装備した気球を約二十キロの高度に上げて調査を行なう実験に成功したとつぎのように報じた。
 一、ソ連では興味深く複雑な実験がこのほど成功裏に完了した。九日前、重量七千六百キロの高空用自動ステーションを装備した気球が飛ばされた。天文学用の総合的機器を備えたこのステーションは、約二十キロの高度に上げられた。このような実験は世界で最初のものである。
 一、ステーションには望遠鏡、太陽撮影用の機器が装備されていた。飛行の全期間を通じて望遠鏡の全装置、テレビ、テレメーター装置は正常に作動した。」

7トンを越える機器を2万メートルまで上げたんですから、大した気球ですね。武器への転用も何か考えているのでしょうか。



新聞斜め読み




「米中間選挙結果 ジョンソン路線に試練 民主党、優位は動かず」
(毎日新聞昭和41年11月10日朝刊1面)


「【ワシントン九日関特派員】八日行なわれた米中間選挙は九日正午(曰本時間十日午前二時)現在、数議席を残して開票はほとんど終わった。野党共和党の進出にもかかわらず、与党民主党が注目の全員四百三十五議席改選の下院選で過半数を獲得したのを初め、上院でも非改選を加えて多数をとり、一九六八年大統領選まで今後二年間の米政界地図を一応民主党支配に決定する見通しとなった。しかし共和党の進出は予想以上で、下院で四十議席以上伸び、上院、知事選でも進出、六四年の大統領選挙のさい、ジョンソン大統領の"地すべり的勝利"によって受けた失地を回復することは確実となった。
 とくに知事選での進出はめざましくニューヨーク、カリフォルニア、オハイオ、フロリダ、メリーランド、マサチューセッツ、ペンシルベニア、ミシガンなどの有力州で勝ちを演ずるなど民主党と接戦、知事総数において六八年大統領選への有力な足がかりをつくった。」


「共和党が予想外の進出 北爆の強化は必至 支持派後退 「偉大な社会」も難航」
(毎日新聞昭和41年11月10日朝刊1面)


「【ワシントン九日青木北米総局長(国際電話)】ベトナム戦争のさなかで行なわれた米国中間選挙は、今後の米国の対外政策に影響するものとして注目されてきたが、国内的にも、好況のかげで、しのびよる戦費増大に伴うインフレや上昇する物価、公民権運動をめぐる黒白の人種対立など、米国民のなかにも深刻な問題があり、勢いこれが選挙の争点となったため前例になく国民的関心の高い選挙となった。与党民主党は上下両院で過半数を占めたが、野党共和党も、一八九九年以来の中間選挙の野党の"伸び"平均四十一議席を上回る議席を獲得したため、ジョンソン大統頒は今後内外政策の両面でかなりの制約を受けることになろう。(中略)
 今回当選した共和党議員は、タカ派が多いといわれ、ジョンソン支持派の後退と合わせて、ジョンソン大統領は決断を迫られているベトナムの戦争政策、公共支出計画、新予算編成、課税政策などの立案でかなりの苦境に立つことになることも予想される。
 このうち、ベトナム戦争は国民的問題ではあるが、両党候補とも全部これを選挙の争点として第一義的に取り上げたわけではなく、ジョンソン大統領のベトナム政策が全般的に支持されているともいわれているので、戦費増加の点では問題はない。ジョンソン大統領は戦争の国内的影響を少なくみせることに成功してきたが、平和解決の見通しがたたない今日、少なくとも北爆強化、南ベトナムでの対ゲリラ作戦が強化される公算が大きい。それは米将兵の損害増大を伴うことになるが、米国民のあせりは強まり、戦争が二年後にも終結していなけれはジョンソン大統領再選はむずかしいという観測もある。一方、戦費増大に伴うインフレ対策としては、増税よりは国内支出の抑制が要求されているから「偉大な社会」建設に関する立法は困難となる見通しである。
 中間選挙を通じて明らかになったことは、民主党の党内事情が今後南部派、ジョンソン・ハンフリー派(穏和派)およびケネディ派の三派に分かれそうなことである。」


昨日に続いて米中間選挙の結果。勝ったとはいえ、予想以上に共和党に押され、ジョンソンさんが取りうる政策の幅はかなり制限される模様。今回当選した共和党の議員は強硬派が多いとのことで、ベトナム戦争も米側の攻撃がさらに強化される可能性が指摘されています。興味深いのは、民主党の中が南部派とジョンソン派とケネディ派に別れるという見方。公民権運動などをめぐっては南部派とリベラルなケネディ派では、天と地ほどに信念が異なりますからねぇ。



「中共の核戦力 仏の核戦略家 ボーフル将軍の診断 五年後に対米抑止力 ジェット推進兵器も完成」
(毎日新聞昭和41年11月10日朝刊3面)


「【パリ九日三好特派員】フランスの著名な核戦略専門家アンドレ・ボーフル将軍は、八日夜のフランス・テレビでの対談で、最近の中共の核実験について、つぎのような注目すべき見解を明らかにした。(中略)
 一、米中間の戦略関係についていえば、中共は今後二、三年から恐らく五年くらいの間に日本やインドに脅威を与える可能性を持つに至るだろう。とくに日本はその脅威をいっそう強く感ずるだろう。これはすでに米国の対中共攻撃を阻止する抑止力の構成を意味する。
 一、第二段階では恐らく中共の弾道ミサイルによってではなく、一部の米国人の間で指摘されているように「ジェット・エンジンで推進される誘導兵器」の脅威の問題が出てこよう。中共がそれを潜水艦に装備すれば、サンフランシスコやロサンゼルスなどの米国の西岸がおびやかされる。「重ねていうが、この潜水艦から発射されるのはポラリス型の弾道弾ではなくて、ジェット推進の誘導兵器だろう」こうして中共は今後五年くらいの間に直接的にも対米抑止力を持つだろう。
 一、一方、これに対して米国のアンチ・ミサイル体制の発展は西岸の防衛を可能とし、数の少ない中共の核装置の脅威を無力化するに至るだろう。
 一、結局、今後三年あるいは五年間に予見される事態は、中共が直接米国をおびやかすようなイニシアチブを持つということでなく、米国のイニシアチブに対する中共の抑止力が構成されるということだ。」


インドとは何度か直接軍事対決がありましたが、米軍が駐留している日本のほうが、中共にとって脅威であるのは確かでしょう。東京を核で狙えるとなったら日本の同盟国の米国としては中共の直接攻撃は難しくなることは間違いない。この抑止力に中共が期待しているという見解は頷けますね。



「毛主席、七度目の接見 トラックに乗った紅衛兵」
(毎日新聞昭和41年11月10日夕刊2面)


「【北京十日高田特派員】毛沢東主席の「接見」は十日午前十時(日本時間同十一時)から"トラック行進"方式で行なわれた。毛主席はこれで八月十八日以来、七回(国慶節を含む)にわたり、全国各地から集った延べ八百万人以上の紅衛兵に「接見」したことになる。しかも、前回までは平均半月おきに行なわれてきたものが、一週間目(前回は三日)それも徒歩行進で三分の一以上がさばき切れなかった"教訓"にこりて、数千台のトラックをかき集め、紅衛兵を荷物台に満載して天安門広場を東から西へピストン輸送する新機軸があみ出された。」


『牛に引かれて善光寺まいり』と言いますが、『トラックに乗せられて毛沢東まいり』ですな。いかにスピード時代とはいえ、とんだスピード参拝です。



「CM"ブラック・リスト" 五百例とり上げる 民放連が"追放資料"に 「シェー」や「いかす」も」
(読売新聞昭和41年11月10日朝刊14面)


「日本民間放送連盟が「CM(コマーシャル)用語参考資料」というパンフレットをつくった。下品だ、低劣だと、ちょいちょい問題になるコマーシャルを具体的に検討したうえ「放送に不適当なもの」「訂正すべきもの」「注意を要するもの」と段階をつけて摘発している。同連盟は、すでに番組みについての放送基準をもうけているが、コマーシャル用語の検討ははじめて。
 このパンフレットを民放各社、スポンサー、広告代理店などに配布して、こんごの"コマーシャル基本法"にしたいというが「シェー」「いかす」「さえてるよ」などの流行語も"要注意"にマークされており、かなり論議を呼びそう。それはともかくとして、日本語の混乱がよく問題にされるときだけに、あなたならどの程度まで許せるか、考えてみてください。
 コマーシャルは、幸か不幸か、民放にとって欠くことのできないもの。そこで「効果的であると同時に、正しい日本語でなければならない」というのが、検討にあたった民放連放送用語専門部会(安斎義美部会長)の基本的な態度だった。昨年十一月から、全国の民放各社に照会して、ことしの二月までに「好ましくないとみなされた」約五百例を集め、A(放送不適当、事前ならば謝絶、事後なら中止すベし)B(要訂正)C(要注意、表現や演出を放送地域の実情に応じて考える)D(一応許せるが、こんごの注意を怠らない)という四般階に区分した。
 まず、重罪と認定されたAには「バッキャロー」(放送の品位を保つ上で不適当)「おはがきはあす中にポストしてください」(ことばとして熟していない)などのほか「なんど事故をおこしても賠償金はそのつど百%完全にお支払いします。安んじておまかせください」と、事故を催促しているような、感心できないのまである。
 Bに"入選"したなかには「青い目のシタをおどろかせた」「打ち寄せる紺ぺきの波」(紺ぺきの海と、白い波の合成語?)「どちらのご家庭でも、ことしのお中元はなににしようかと頭をお悩めのことと思います」のような、まったく"お悩め"になる珍品。「時間励行をお守りください」など"食事を食べる、乗馬に乗る"たぐいが並んでいるが「おめえへそねえじゃねえか」も品位がないとの理由で訂正を要求されている。これは、どういうふうに訂正すべきか例示されていないが「ラーメン食べろ○○食べろ」は、押しつけがましいから「ラーメン食べよう」にしたらよかろう、とある。さて、これでCMとしてのしまりが出るかどうか。
 Cの段階になると、さすがに「取り扱いに要注意」ということで判断はむずかしい。たとえば「力ーチャンいっぱいやっか」。それに「おはよう、ドライバー諸君。聞いているかい、オイ」。女性アナの場合、注意を要するというタダシ書きだが、これなどは"インテリ"のあいだでも意見がわかれそうだ。
 テレビが普及し、そのCM用語がたちまち流行する。だから、放送関係者が自主的に用語を吟味するのはけっこうなことである。しかし、ツノをためてウシを殺すということもある。「シェー」「いかす」「ショック」「さえてるよ」などもC項にあげられているが、こんなことばが重いか軽いかということやその使い方は、子どもの方がかえって知っているのではないか。"正しい"日本語が、かわいた日本語にならないように。」


取り上げている言葉で、流行元が分かっているのは下記の3つ。

  『シェー』(『おそ松くん』の登場人物イヤミのギャグ)
  『おめえへそねえじゃねえか』(『コルゲンコーワ』テレビCM)
  『力ーチャンいっぱいやっか(清酒「神聖」CM)』

他の言葉で出典などお分かりの方は、ご連絡いただけると幸いです。



「牛乳一万三千本ザーッ 怒った農民が捨てる」
(毎日新聞昭和41年11月10日朝刊15面)


「【大曲・大館】「現行の原乳価格は安過ぎる」---と北陸地方なみの一・八リットル当たり八十五円の乳価をメーカー側に要求、運動中の秋田県酪農連盟(組合員三千五百人)は九日、白はち巻姿の農民約三百人を大曲市畜産センターに集め決起大会を開き、乳価値上げ実現を決議、雪印乳業大曲工場に押しかけ、工場長に抗議文を手渡した。
 農民は構内に三〇キロ入り輸送カン十本の原乳をまき散らし、さらに実行委員たちは大曲駅前、同市役所前、丸子橋たもとなどで一千本の牛乳を市民に無料サービス、最後に丸子橋から三〇キロ入り輸送カン七十五本分の原乳を丸子川にまき捨てた。工場構内と川に捨てられた原乳の量は全部で二、二九五リットルで、市販される牛乳ビンにすると約一万三千本となる。」


残念ながら、記事の写真を掲載できないのですが、十数名の農民が橋の上から一斉に牛乳を川に流している図は、モッタイないとはいえ壮観です。しかし、この示威行動は雪印側には事前に通達済みだったんでしょうか?



「"黒い霧"を怒り高校生自殺 「戦争と政治と受験と金のない国へ行きたい」」
(毎日新聞昭和41年11月10日朝刊15面)


「【名古屋】九日夜、名古屋市内で大阪府立大手前高校生が政界の"黒い霧"に絶望したという意味のメモを残して近鉄電車に飛込み自殺した。
 同日午後八時十分ごろ、名古屋市中村区岩塚町近鉄八田駅構内上り線ホームにいた若い男が名古屋発上六行き特急電車に飛び込み即死した。中村署の調べでは大阪府布施市、会社員、大橋義治さん(五三)の二男、篤司君(一六)=大阪府立大手前高校二年=で「腐敗した世の中がいやになった。現在大臣のいろいろな問題がヤリダマにあがっているが、みんな他人の責任のようにいって自分は責任をのがれようとする。戦争と政治と受験と金のない国へ行きたい。高校生活は灰色だといわれるがぼくを取り巻くものは真っ暗だ」という意味の遺書らしいメモ帳があった。
 大橋君は名古屋市内に母親の実家があり、たずねて行った帰りに自殺したのではないかとみられている。」

いわゆる受験ノイローゼというヤツなんでしょうか。若いミソラで黒い霧なんか気に病んでも仕方ないでしょうに。未来永劫、という条件でなければ戦争と受験のない国はあるでしょうが、政治と金のない国は絶無でしょうね。
| - | 02:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |









http://at-the-moment.sangyo-rock.com/trackback/305974